花月真の天才は合唱団の指揮にも発揮されている。クラッシック合唱を高度なレベルまで艶をもって聴衆に聴かせる。かつてメニューインが曰く「私より技術的に上手い演奏者は沢山いる。しかし、音楽を奏でる腕に関しては私は一番だと思っている。」と語ったのを覚えています。感動をつくるという事。
どんな芸術家も練習を積み重ね修練していますが、客席や正確に客観的に聴いたり観たりすることは出来ません。
多分、これは特殊能力としか言えない技です。
オペラ公演200回以上の場数を踏んだ現役のオペラ歌手だからこそかも知れません。
アマチュア集団をここまで響かせるのはほぼ奇跡なのです。
すっかり 動けなくなった こおろぎを 手のひらにのせ
念仏を唱えてやった 今朝の微かな 良いことのひとつ
ああ うつつの如く 仏いまして
なみだながるる ひかりながるる
舞台美術の屏風は私が描いた新作の椿屏風一双です。