オペラコンサートと日本画屏風

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2021年3月に兵庫芸術センターで催されたオペラコンサートの模様です。
バス×バスの二重唱という大変な難曲。ヴェルディ作曲「ドン・カルロ」から。
花月真(バス)×片桐直樹(バス)×丸山勝次(ピアノ)×長谷川透(舞台美術・屏風)
歌い手の先生方もさることながら、ピアノの丸山先生の凄さも聴きものです。
手前味噌でなく本当に素晴らしい音楽の時間でした。


私は、両親の音楽好きの影響もあり小さい頃から音楽に親しんで来ましたが、いろんなCDやDVDの同じ演奏を聴いても、この演奏のレベルの高さはには唸ります。

普通、陰惨で泥臭くなりがちな楽曲ですが、この演奏は美しいのです。
声がいい。演奏がいい。
そんな感じがします。


演奏者の方々は、私の屏風を見て「何か近づけない気を感じた。」そうで、コンサート中に屏風の傍に近づけなかったそうですが、素晴らしい音楽に貢献出来て良かったです。
四人の芸術家が、美しさを奏でる為にこの決められた時間に、噓なく本気で力を合わせる事は、本当に楽しいです。(ただ、それぞれが恐ろしい練習と修練があってこそですが。)
花月先生が、「芸術家は、常に危険な道を選択する。なぜなら、常に挑み解決しようとするからだ。」と、冗談交じりに仰っていましたが、常に完璧それ以上の夢を叶えて行きたいですね。