日本画と水墨画て?どこが違うんですか?

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久しぶりに美術の事全く知らないけど、美術館の仕事をしている人に出会いました( ・∇・)。

日本画と、水墨画て、どこが違ううんですか?」

実は、案外どころか⁈凄く多いのですよ⁉︎

そして、僕は素直な質問をしてくれる人がとても好きです(^^)。

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尾形乾山のたらし込み技法の再現です。

日本画は季節を追って描く物ですが、その辺りは俳句に似ています。

晩秋から冬の風景は、やはり侘び寂びを感じたい絵が恋しく成りますね。

尾形乾山が描き残した叭々鳥(はっかちょう)という鳥は、元来、日本にはいない鳥ですが日本画では吉兆を呼ぶ鳥として、

虎と同じく本物は見た事ないけど、よく描かれた昔の日本画の題材です。

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京都の高島屋です。

さて、今日も今日とて走り回る日本画家です。

今日は、奈良に行ってから大阪の家に戻り、支度をして夕方から京都でお仕事です。

日暮れが早くなって年末が近くなったのを感じます。

街はもうクリスマス気分です。

昔は、紅葉のセルロイドの花飾り🍁の季節でしたが、今は気の早いクリスマス🎄飾りです。

なんとも味気ない気がします。

 

 

 

 

日本一の日本画教室

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ありがたいですね(^^)

美しい日本画を見れて(^^)

僕は僕の先生方や先輩方から伝え聞いた事や学んだ事を

そのまま皆様のお稽古でお伝えしているだけなのですが。

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これが伝統の力なのだなぁ、と、驚き⁉️確かな道のりを感じます。

日本画絵の具を使っても中々日本画らしさに近づくのは案外難しいものです。

例え、模写作品であっても日本画の発色や空間意識というのは簡単には養えません。

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現代では、日本画にする(日本画風に完成したから描き直す。)という作業が必要になる昨今ですが、

此方ではその様な恥ずかしい作業は無く、綺麗に描かれて行きます。

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日本画て何だろうと言う問いかけは此処では必要無い様です。

 

花街に取材

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先日、京都の宮川町で新しく舞妓デビューされる「お店出し」と言う礼式があったので、

知人の計らいで久しびりに花街に参りました。

たまたま、二人の舞妓の「お店出し」が有り、大変珍しい事でしたのでラッキーでした。

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舞妓さんは、他のお店やご贔屓筋に回らなくてはならないので数分の顔出しでしたが、

早速筆を取り舞妓の写生を致しました。

花街に復帰するのはなんと20年振りの私ですが、

懐かしい友人の噂も聞けました。

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嫁様も着物や飾りに興味深々❗️

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なんとも初々しい舞妓のデビューです。ありがたい気持ちになりました(^^)。

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二人の舞妓の「お店出し」

これもご縁の繋がりでしょうか、久しぶりに舞妓さんの新作に取り組んでみましょうかね。

近いうちに皆様と一緒に描きにゆきたいですね✨

 

 

 

 

高野山 親王院の秘画を拝見

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関西に住んでいますと日本画の勉強に事欠きません。

実物の作品を美術館ではなく生活空間の中で体験!出来るからです。

特に、高野山などの寺院では重文や国宝指定をしていない秘仏や秘画というものが未だ沢山隠されていて面白いですねぇ。

特に私にとってトキメクのは、未だ800年から1000年も昔から御影として敬われ拝まれている風景を拝見しますと「生きた」芸術に出合えることです。

贅沢な体験旅行です。

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今回の取材は、秘画中の秘画、1000年前に描かれたという真如法親王様の御影像です。

拝見いたしましたが、白鳳時代に描かれた国宝「吉祥天女画像」のような古めかしさを漂わせながら、大変リアルなお顔の描写。

鎌倉時代以降に沢山のお坊様の御影像が描かれていますが、そのようなパターン化した筆ではなく、ある意味に冒頓とした筆が真実に迫るような深い絵でした。

絵の具の状態は、墨と金泥以外の彩色は経年変化を帯びており、それも味わい深い奥ゆかしい作品でした。

優しいお顔立ちですが、何度見ても黒目が深く生きてらっしゃるようでした。

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高野山へ取材😃

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有名な千住博さんのウォーターフォールの絵です。

高野山には別の取材がメインで行ったのですが、最も皆様が知っておられそうな作品に出合えたのでお伝えします。

作品は高野山金剛峯寺にある昔の調理室にあたる場所に据えられた襖絵です。
千住先生は、昔私が東京で勉強していた頃にほぼ一回り上の先輩作家で人となりを人を介してよく聞いておりましたので、絵肌を生で拝見すると懐かしい感じがします。

筆致と云うものは変わらないので、かれこれ30年前の空気感さえ思えいおこせます。

千住先生の作品は、空港などにも展示されていますのでよく見かける受講生の方も多いと思います。

 

私の感想としては、作品は、作画に天然焼群青をふんだんに使い神秘的な存在感を醸す素晴らしい作品でした。ただ、日本画は場所の空間を演出するものですが、配膳の神様を祀る場所には少し合っていない違和感が少し残念でした。今は、むしろ千住先生の作品の為の展示スペースという感じでしたので、伝統的な配膳調理スペースと双方が引き立つ展示方法があればもっとよいのになぁと、思いました。

なかなか、千住先生も難しい事情があったのかと、身近に感じました。こんな、千載一遇のチャンス、自分の作品をどう残すかはお寺さん次第ですから"(-""-)"。

少しだけ僕も経験があるので思いました。

最後は、作品の力ですから。

金剛峯寺にお立ち寄りの折は、是非にご高覧あれ。

 

日本画クラブ

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今日は兵庫、明日は大阪、明後日は京都、奈良、滋賀、和歌山、東京、パリ⁉︎

ほんと毎日どこかしら駆け回ってます日本画家 長谷川透です。

ようやく最近に生徒さまから進められてLINEデビューしたのですが、

休止中のブログを再開して、今まで個別に発信していた事柄を場所を集約してお伝えして参考にして頂こうと思いました。

本当は動画コンテンツも公開したいのですが、既存のブログでは未だ機能が無く、

興味のある方はFacebook 香里美術 にもご参加ください、個人動画ですのでYouTube配信はしていませんので悪しからず。

お稽古や教室の参加者の皆様に参考になる日本画に関する事や絵の題材のヒントになるような事をお伝えして行きます。

せっかく、日本画家という立場で特別な体験や取材を許される事もございますので、それなりに面白いお役立て出来ると思いますので。

長谷川透拝