今回は、閉廊が決まった当画廊での七年間の発表作品を振り返り、更なるチャレンジに向かう道程をご披露いたします。
一階に新作作品と過去を振り返る代表的な作品を数点、二階は舞妓の作品を贅沢に展示しております。
文化勲章を賜った二人の師匠は、私の絵の特徴について不思議なことに全く同じ評を私に告げました。「長谷川君は、力が有り、形と色を両方使える珍しい画家で、作品を見ているうちにだんだん良くなる絵を描く。」だそうです。
普通の作家は、モチーフ限定して同じ筆致で画風と云うものを持つものですが、私の場合、花、動物、風景、水墨画、舞妓と、一つ一つの深く追求するタイプの絵描きで、本来は一生に一つのモチーフで十分ですが、14歳ぐらいから22歳ぐらいまで24時間絵の事しか勉強していなかったのでモチーフに対する解決よりも「生命の鼓動」をモチーフやテーマに借りながら独自に純化する変わった画家です。
その様な意味では、さまざまな様式やモチーフを描いた師匠方と同じ画業を歩んでいる様に振り返ります。
今、改めて振り返りますと、私が絵描きになったのは偶然とかたまたまではないと思います。音楽や文学、文化や時事議論好きの両親に育てられたのも後年の私の絵の大きな種芽となりましたし人との出会いも自分の力ではない必然を感じております。
高瀬川・四季AIRでは、「出会い」「変化」「こころ」を育み絵に向かう勇気を頂きました。言葉に言い尽くせぬ感謝の念で一杯です。また、皆様のお力添えを頂き運の良い男だとつくづく思っております。有難うございます。
更なる業績の躍進に力を尽くして行く所存でございます。
大阪万博、知恩院、清水寺、美術館、文学館、そしてパリやヴェネツィア、ニューヨークなど大きな発表の場を求め、夢は尽きませぬ。皆様のお知恵お力をお借りしながら邁進して参ります。
これからの規格外の企画、誰もしたことのない事、様々な人生の辛酸もありましたが、人生は夢だらけ。学生の頃は担当教官からは出来る訳ないと諭され、反発して30年、40年掛けて出来る知恵と力が自ずと養われている私自身が不思議な存在です。大きすぎる夢を持つことが私の画家の人生の企みです。楽しみにお見守り下さりませ。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
令和5年4月22日 長谷川透
4月29日(土)17時無料オペラ歌手 花月真先生ミニ念仏コンサート
心に残る感動そしてサスペンス何が起こるか規格外の企画火花散る日本画と音楽
講演後シャンパンパーティーありご参加の方はお酒おつまみなど一品ご持参宜しくお願いします