来年の干支の「寅」2021.11.18
今年も今月は来年の干支の日本画模写を楽しんで頂きました('◇')ゞ。
私は、毎回、有難い気持ちでいっぱいです。
画像は、中級者クラスの皆様の絵です( `ー´)ノ
楽しく通ってお稽古をして頂けることと、見事に皆様が上達されているのを、まじかで拝見できるのが、何より嬉しいのです。
「虎は千里を行き千里を帰る」と、言います。
来年は、力強い虎の跳躍力で跳ね上がる12年に一度のチャンスの年。
皆様、しっかり運気を高めて新年を迎えて頂きたいと願っております('◇')ゞ。
上手いと思います(';')
徐々にコツを掴んで頂いています!
強い虎の表情が素敵です(';')
こちらは優しい可愛い表情になりました(';')
借景に虎、素敵ですね。
きりりとした虎のお顔が決まれば9割成功です!
墨の濃さの調節が難しかったですね、丁度よい健康的な色ですね(';')
琳派のたらし込み技法に挑戦できましたね!虎の毛のモフモフ感が素敵です。
力強い虎の表情です!ブラボー!幸運呼び込みそうな「寅」です!
日本画と水墨画て?どこが違うんですか?
久しぶりに美術の事全く知らないけど、美術館の仕事をしている人に出会いました( ・∇・)。
実は、案外どころか⁈凄く多いのですよ⁉︎
そして、僕は素直な質問をしてくれる人がとても好きです(^^)。
尾形乾山のたらし込み技法の再現です。
日本画は季節を追って描く物ですが、その辺りは俳句に似ています。
晩秋から冬の風景は、やはり侘び寂びを感じたい絵が恋しく成りますね。
尾形乾山が描き残した叭々鳥(はっかちょう)という鳥は、元来、日本にはいない鳥ですが日本画では吉兆を呼ぶ鳥として、
虎と同じく本物は見た事ないけど、よく描かれた昔の日本画の題材です。
京都の高島屋です。
さて、今日も今日とて走り回る日本画家です。
今日は、奈良に行ってから大阪の家に戻り、支度をして夕方から京都でお仕事です。
日暮れが早くなって年末が近くなったのを感じます。
街はもうクリスマス気分です。
昔は、紅葉のセルロイドの花飾り🍁の季節でしたが、今は気の早いクリスマス🎄飾りです。
なんとも味気ない気がします。
花街に取材
先日、京都の宮川町で新しく舞妓デビューされる「お店出し」と言う礼式があったので、
知人の計らいで久しびりに花街に参りました。
たまたま、二人の舞妓の「お店出し」が有り、大変珍しい事でしたのでラッキーでした。
舞妓さんは、他のお店やご贔屓筋に回らなくてはならないので数分の顔出しでしたが、
早速筆を取り舞妓の写生を致しました。
花街に復帰するのはなんと20年振りの私ですが、
懐かしい友人の噂も聞けました。
嫁様も着物や飾りに興味深々❗️
なんとも初々しい舞妓のデビューです。ありがたい気持ちになりました(^^)。
二人の舞妓の「お店出し」
これもご縁の繋がりでしょうか、久しぶりに舞妓さんの新作に取り組んでみましょうかね。
近いうちに皆様と一緒に描きにゆきたいですね✨
高野山 親王院の秘画を拝見
関西に住んでいますと日本画の勉強に事欠きません。
実物の作品を美術館ではなく生活空間の中で体験!出来るからです。
特に、高野山などの寺院では重文や国宝指定をしていない秘仏や秘画というものが未だ沢山隠されていて面白いですねぇ。
特に私にとってトキメクのは、未だ800年から1000年も昔から御影として敬われ拝まれている風景を拝見しますと「生きた」芸術に出合えることです。
贅沢な体験旅行です。
今回の取材は、秘画中の秘画、1000年前に描かれたという真如法親王様の御影像です。
拝見いたしましたが、白鳳時代に描かれた国宝「吉祥天女画像」のような古めかしさを漂わせながら、大変リアルなお顔の描写。
鎌倉時代以降に沢山のお坊様の御影像が描かれていますが、そのようなパターン化した筆ではなく、ある意味に冒頓とした筆が真実に迫るような深い絵でした。
絵の具の状態は、墨と金泥以外の彩色は経年変化を帯びており、それも味わい深い奥ゆかしい作品でした。
優しいお顔立ちですが、何度見ても黒目が深く生きてらっしゃるようでした。
高野山へ取材😃
高野山には別の取材がメインで行ったのですが、最も皆様が知っておられそうな作品に出合えたのでお伝えします。
作品は高野山の金剛峯寺にある昔の調理室にあたる場所に据えられた襖絵です。
千住先生は、昔私が東京で勉強していた頃にほぼ一回り上の先輩作家で人となりを人を介してよく聞いておりましたので、絵肌を生で拝見すると懐かしい感じがします。
筆致と云うものは変わらないので、かれこれ30年前の空気感さえ思えいおこせます。
千住先生の作品は、空港などにも展示されていますのでよく見かける受講生の方も多いと思います。
私の感想としては、作品は、作画に天然焼群青をふんだんに使い神秘的な存在感を醸す素晴らしい作品でした。ただ、日本画は場所の空間を演出するものですが、配膳の神様を祀る場所には少し合っていない違和感が少し残念でした。今は、むしろ千住先生の作品の為の展示スペースという感じでしたので、伝統的な配膳調理スペースと双方が引き立つ展示方法があればもっとよいのになぁと、思いました。
なかなか、千住先生も難しい事情があったのかと、身近に感じました。こんな、千載一遇のチャンス、自分の作品をどう残すかはお寺さん次第ですから"(-""-)"。
少しだけ僕も経験があるので思いました。
最後は、作品の力ですから。
金剛峯寺にお立ち寄りの折は、是非にご高覧あれ。