令和5年の春の個展、ご高覧ありがとうございました。本当に沢山の皆様にお越し下さり感謝致しております。 
今年は特に、七年間もお世話になっていた京都 高瀬川・四季ＡＩＲでの最後の個展となりますので、閉廊を決断された画廊主ともども長年のファンの皆様にとっても感慨深い展覧会になりました。
七年間の間に沢山の幸運な出会いから知恩院での個展、令和天皇即位式祭の奉納画、オペラコンサート会場共演展示、美術館展示、などなど活動の場が広くなり作品もギャラリー展示の大きさを超える大作が多くなりました。
ギャラリーは毎回完全な企画展示でしたので無料使用を許され、さながら私にとっては実験工房の様な場所で、毎回に大学教授、高名なプロカメラマン、一流企業のオーナー社長、コマーシャルデレクターなど多くの芸術家以外の企業家の皆様のご意見を拝聴できる貴重な場所でした。
大人になって勉強できるなんてありがたいです。本当に運のよい私だと思っています。
この場所で芸術的成長や人間的成長を感じています。
振り返ると、日本国中厳しい波乱の7年間でした。特に最後の3年間はパンデミックと戦争に芸術家は如何向き合うか、自分の言う人間は如何なのか個展を開催する当事者として真剣すぎる問題に立ち向かいました。苦しいかったですが芸術家として成長を感じています。
ギャラリーでは収まり切れないサイズの芸術を体験し実行に移す出発点としてこの小さな京町家から一歩踏み出します。
皆様の応援や励まし、強い推しや信頼が、
盟友 オペラ歌手 花月真先生、ピアニスト 白石真弓先生、と共に、更に、私個人の芸術的発展が、さらなる高みと挑戦へ義務付けられた思いです。踏み出しやらねばなりませぬ。
芸術はこの世に有ってほしいもの創る人間の心の産物。私は今、純粋にその場所に居るような気がします。毎朝、起き上がって凄いことをしていると思います。昔、先生が仰っていた力とはこう云う事だったのかも知れません。有難うございます。拝
