恐らく完成すればあるモチーフの新しい日本画スタンダードなるお仕事を請け負ってから、2年の時間を費やしていますが。
ようやくブレイクスルー。
深山幽谷に踏み込む事、三度と言わず通う事\(//∇//)\
本やネットの情報が間違えている事を現場で偶然に知り、ようやく止まっていた筆が動き始めてきました。
恐ろしい偶然にビックリ。真剣に考えていましたから、見逃さなかったのです。
いつも完璧、それ以上を目視して仕事をしていますが、自分でもよく筆を止めていたと感心しています。
もし、期日通り仕上げていれば禍根を残すところでした。
依頼主様も高名な先生でしたので期日延期にご理解いただいた事に感謝しています。
依頼主様にも、今回の取材成果をご報告申し上げますと、目を丸くしておられました。確かに証拠があるから間違いない、しかし、今までが違っていただったなんて。ただ、その様な事が事実なら奇跡的にいろいろな事が符合する。
わたしは、制作者として実際に下絵を重ねる毎に問題の部分に何か違和感を感じていたのですが、
逆に今まで数100年間違えた情報で作家が仕上げて来たなと過去の作例を見て思います。
恐らく、故意に秘密にしていたのでしょう。
当時の作家としてはしょうがないと、同情しますが、分からない知らない物は仕方がないです。
その事を考え合わせると何百年振りにこの世にこさえる事になる訳。
本当にこの世に有ってほしい物が出来上がるでしょう。
恐ろしく難しい絵ですが自分にしか出来ない仕事だと思っています。
丹川上神社神託の龍神といい、令和大祭の麒麟といい、藤堂高虎ご縁の唐獅子といい。
運命ですね。
確率や政治力やお金で計算出来る仕事ではありません、寧ろ、全てその様な論理の逆のお仕事。
直感にしたがい真実を追求する目。
まるで名探偵コナンみたいな。