名前とは大切だと初めて分かった気がする

画像の大鳥居は、かつて熊野本宮大社があった大斎原です 今年一番の桜を取材しました 幸運にも熊野詣でが桜の満開の季節 玉置さん熊野神社は何度も取材や神様仏様や瑞獣を描く時には身お清め都会の乱れた心を正すためにいっていますが 桜の満開の季節は初めてでした

同じソメイヨシノでも熊野の桜は色も姿も全く違う美しいものですよ 薄い桃色で姿ものびのび生えていて美しかった 

熊野の辺りは、熊野川が新宮まで続く深い渓谷が一直線に太平洋に繋がっているせいで玉置さん辺りから薄っすら海の香りが山中でもします その上に雨や霧が多いので杉やブナなど大樹が良く育つ気候です あまり知られていないですが山中には千年杉や三千年以上の神代杉と言われる大きな木が生えています 屋久島までわざわざいかんでもええわけです が、山中に入るのは危険ですからやめた方がいいです去年自衛隊の3人が登山して帰って来てない程ですから

それで、そんな十津川 吉野 熊野の地方の方々の信仰の中心の神社、玉置神社に今回は正装で行う正式参拝 本殿神内で行われる参拝方法でお詣りいたしました いろいろお詣りしているせいで宮司さんの詔の唱え方も耳が肥えてしまって、いろいろでしたけど、逆に印象に残る詔でした それで、

宮司さんが神様に届くように参拝者の名前を唱える訳ですが、一緒に参拝された方のお名前を読み上げた時に深く思ったのですが、詔の声の流れの中で美しい名前の響きと云うものが有るものだと思ったのです 詔のリズムとメロディー、ハーモニーの中にちゃんと音として収まる整合性のある名前 日本人は七五三や子供のお詣りはもちろん結婚式や色々な場面で神主さんが名前の語ってお祈りしますが、日本人の名前ってこの音に合わせて名前を作るのが正当だとおもいました なにせクラッシック音楽と同じで音が外れていないと詔もきれいで、神様に届きそう 良い名前て大切だと思いました私の名前はまあまあ普通な感じの音でしたが、もう一人の方の名前が良すぎて流石にご両親がご立派とおもいました

桜の花の色が綺麗すぎて、歌舞伎のセットや商店街の造花の桜の色の様に鮮やか過ぎで桃源郷の様でした 熊野はあの世とこの世の境でこの桜と大鳥居の奥に熊野川の岸辺があり沢山の石積が供えられていてさながらリアル賽の河原の様相です 古の平安時代の昔から熊野詣の最終地点です ここまでくればどんな鈍感な奴でも強制的に清められる訳ですわ 平清盛和泉式部藤原定家などなど