京都に用事で出かけましたところ、たまたま時間が空いたので、南座の当日券、有るかなぁと、尋ねた処ろ、ラッキーな事に一階12列15番というホントのど真ん中一枚だけ有りました。
流石に、ナマ愛之助さん素晴らしい舞台で、後半の総踊りも見事でした。玉三郎さんは、言うまでもなく、幕が下りると夢から覚めた様な心地でした。
四谷怪談は、映画では何度も見ていましたが、本家の歌舞伎で観劇するのは初めて。
話しの筋だても本家の歌舞伎の方が人間が描かれており、素晴らしいかったです。
もちろん、玉三郎さんの素晴らしい演技力から出たものですが。
伊右衛門も全くの悪人でも無さそうでしたし、
お岩さんもいろいろある人ですし、取り巻く人達も巻き込まれて大変。
「うらめしや、伊右衛門どの〜。」
も、お岩さんなら、しょうがないですな。
お岩さん、化ける前からこわい女の人ですもの。
こわい、けれど又見に行きたい歌舞伎でした。