何年ぶりかで都をどりを観覧いたしました。
日本画を始める前から桜の写生を毎年しています。
時間が無い時でも兎に角探しに出かけます。
今年は、初めて奈良の天理教本部の桜を見に行きました。
ご宗旨が違っても誰でも観れると聞いたので😃
桜を体感するのは吉野が一番ですが、
人の手でを惜しまず手入れされた桜は、京都の岡崎公園を抑えて今回観た桜がいちばんでいた。
流石というか、後ろに大きな建物があってスケール感が伝わり難いですが、大き過ぎる枝垂れ桜です。
桜は、人の手でを加えるとこうも応えてくれる花木なのだと。
どれ程の労力が費やされているのか、内側から見た数えきれない支え棒が物語っています。
桜は、巨樹になり自然に近い方が美しいのではという私の先入観を変えてしまいました。
桜は人間の手を加えてこそ健康に育つのだと。
ライトアップは1日1時間のみと云うのも桜の為。
人間の手垢目垢で疲れた枝垂れ桜が殆どですが、此処の桜は健康で爛々と内から放つ妖気に似た放光に力を感じました。
画因を得たりと感じました。
けれども、寒かった!久しぶりに身体の芯まで冷えました(>人<;)
小雨まで降ってきて。
震えてる手で線が真っ直ぐ引けないほどでしたが、
その震えた線が、案外に桜を描くのにピッタリでよい写生が出来ました。
帰りに久しぶりにラーメン屋に駆け込みましたが、サッパリ温まらず、やはり家に帰ってお風呂に入って温まるのが一番でした😃。
今日も今日とて、日本画イベント&個展案内状配りです❣
今日はラグビーの聖地、花園ラグビー場の前の美術センターです。
流石にラグビーの聖地だけあり桜が綺麗ですねぇ。
私め、こう見えて高校生の時に美術部とラグビー部を兼務しておりました。(一瞬だけですけど('◇')ゞ)
日本画家たるもの花を追って暮らしておりますが、三月に桜が満開とは、俳句の季語もずれてしまいそう。
参加者の皆様には梅と鳥獣戯画を選んで日本画を体験していただきました。
京都や兵庫では日本画講習会は、何とか頑張れば参加者の皆様が集まるのですが、
地元大阪では、頑張っても集まらない定着しない、文化がない?のです。
家の爺様辺りまでは大阪は商業と文化が両輪の様に華やかでしたが、大阪の画廊街(老松通り)も見る影も無いですし、新しい中之島の美術館も何だか頼りないです。
地元の私としては大変恥ずかしい街ですが、何とか此処から出発点としてかつての文化の発信都市を目指したいですね。
先ずは、芸術を楽しんで貰おう、からコツコツ初めて行く所存です。
出来立てほやほやのDMもお渡し出来ました。
古梅園本店大和文華館の梅
先日に墨を作る過程を見学、奈良の古梅園へ取材に参りました。
墨を作る工程はテレビ番組で何度か拝見し、書物などでも勉強をして来ましたが、実際に工場に入り職人さん達や案内の方のコミュニケーションと取りながらの情報交換は、見ると聞くとは大違い、さらに体験まで致しますとまったく見る世界が変わるほどの面白さでした。
墨作りの体験会は10月頃から3月までの冬季のみの古梅園本店での催し。
体験料金もその日に作っている墨により4,000円~時価というおっかなびっくりの料金、
今回の取材では4,000円の最も安価な墨でした。
午後は、時間があったので大和文華館で梅の木のスケッチを30分だけしてかえりました。
是非、皆様と一緒に行きたいところです。