桜を探して35年

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日本画を始める前から桜の写生を毎年しています。

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時間が無い時でも兎に角探しに出かけます。

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今年は、初めて奈良の天理教本部の桜を見に行きました。

 

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ご宗旨が違っても誰でも観れると聞いたので😃

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桜を体感するのは吉野が一番ですが、

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人の手でを惜しまず手入れされた桜は、京都の岡崎公園を抑えて今回観た桜がいちばんでいた。

流石というか、後ろに大きな建物があってスケール感が伝わり難いですが、大き過ぎる枝垂れ桜です。

桜は、人の手でを加えるとこうも応えてくれる花木なのだと。

どれ程の労力が費やされているのか、内側から見た数えきれない支え棒が物語っています。

桜は、巨樹になり自然に近い方が美しいのではという私の先入観を変えてしまいました。

桜は人間の手を加えてこそ健康に育つのだと。

ライトアップは1日1時間のみと云うのも桜の為。

人間の手垢目垢で疲れた枝垂れ桜が殆どですが、此処の桜は健康で爛々と内から放つ妖気に似た放光に力を感じました。

画因を得たりと感じました。

 

けれども、寒かった!久しぶりに身体の芯まで冷えました(>人<;)

小雨まで降ってきて。

震えてる手で線が真っ直ぐ引けないほどでしたが、

その震えた線が、案外に桜を描くのにピッタリでよい写生が出来ました。

帰りに久しぶりにラーメン屋に駆け込みましたが、サッパリ温まらず、やはり家に帰ってお風呂に入って温まるのが一番でした😃。