家族はこの様なお仕事はやめて自分の絵を描いてしねと言いますが、幾ら良い絵を残しても日本画が無くなってしまっては、意味がないのでお金とか関係なくこの様な奉仕お仕事をしています。いつも粉本を作っていますが、普通の人なら逃げ出す誰もしない様な仕事をしていますこんな時間と手間といろいろかかえて仕事していて家族はアホかと言うわけです普通の感覚からすると実生活を維持できないお教室ですが、師匠の言葉を借りれば「自分を出発点にして」絵を考えれば私が学んだ事を文書や描き方のフォーマットを残す仕事を今やっておかないと日本や日本の文化が無くなってしまう時期が早まりますから。と、申しますのも、高野山のお坊さんが「人が要らなくなったものは無くなる。宗教も日本画も無くなります。」と、仰り如何にも真言宗のリアリズムだと思いましたが、長い歴史の中で無くなった文化は沢山ある事を思えば、全くその通りですから。テキトーに教えている日本画教室が多く有りいよいよ日本画家が自ら日本文化の土台を崩す現在ですので師匠から託された使命だと思っていろいろ揶揄されながらもやってます(^^)多分、私が最後の日本画家かも知れませんね。