オペラ歌手の花月真さんが、私は例えばウサイン・ボルトの様に、
100メートルを全力で走りきる力とテクニック、人生の苦しみ悲しみ全てを乗り越えて挑んできた人間です。
しかし、私の合唱団の皆さんは100メートルを全力で全てを捨てて走り切れる人は一人も居ないと思います。
私が皆さんにお伝えするのは、100メートルの内の最後の20メートルを走って頂くことなのです…。
私はこの頃、絵を描く事と瞑想する事が同じになってきました。
これは良い友と出会い良い師匠に出会えたからこそ出来るテクニックです。
水口先生と瞑想についてお話しした時に、瞑想では波動の違いにより色々な階層に行き着く事についてお話しできました。
日本画に必要なエッセンスとは単に網膜に起こっている現象を追う様な絵画ではありません。
その様な普通でない体力、精神力、技術力を普段筆を持たない皆様に要求しても叶いません。
100メートルのスターラインからゴールラインは結構遠いです。
私は皆様に最後の20メートル、否、10メートルで良いですから芸術の本当の醍醐味を味わっていただきたいですね。