紅葉の公園

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今日も良いお天気。

散歩が楽しいです。都会の公園は広くていろいろな遊びができます。

バーベキューしていたりテニスをしたり野球をしたりいろいろ皆さん楽しんでらっしゃる。

紅葉が美しいのて筆を出しました。

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相変わらず、屏風制作してます。

私の画法は秋野不矩加山又造、他にも一流以上の先生方に習った通りに描いています。

が、最近知ったのですが、私の描き方は、独自の画法と勝手に思わている様です。

ほんと、随分、他の画塾や学校はなんか違うことしたはんのか。

 

思い返すと、若い頃から教わった通り一歩もぶれなく描き方を変えていません。

秋野先生は西山翆嶂、石井 林響から日本画を教わり岡倉天心の言葉に感銘を受け生涯描き続けた天才画家でした。

 

私は、現在80才代の先生の先生の先生に飛び級で直接に私は教わっていたので、

バブル期に壮年期で技法をちゃんと教わっていなかった先生方の生徒さんや更にその生徒さんからすると、私が我流に見えるのでしょうね。

多分、本当に私の技法がよく分からないのでしょう。

上の先生方の罪は深いと思います。

 

しかし、無理からぬと思います、私、貴重な青春時代を日本画の練習に明け暮れていましたから!ほんと、基礎練習。あぁ、あの時もっと楽しい事いっぱいあったのに、1985年東京世田谷、目白に住んでいました。

原宿、代々木、渋谷でスケッチしてた。銀座に行っては画廊回り、日本橋に行っては山種美術館、九段下では国立美術館

あぁ青春⁉︎いやいやマハラジャ行くべきでしょう!

 

加山先生が、大学の私達生徒の講評中に壮年期の先生に「あなた達の師匠は器が大きかったが、君らの器はお猪口みたいに小さい。なんか絵の具の混ぜ方もあかんし、あんな混ぜ方していたら絶対に割れるよ。」と、強く諭していましたが、云々。

まぁ、その先生方の弟子、そのまた弟子の世代が学校の先生の現在ですから、もう日本画の本当の事を学ぼうと思っても無理からぬ話しです。

私は、日本画が何であるか分からないのによく人に教えてられるねと思いますが、凡なるは凡です。

2022/11/27 花月真オペラの為の金屏風制作

期日も迫ったので屏風を描いてます。

youtube.com

オペラ演奏会の為の金屏風制作です。

オペラ歌手、花月真さんの独唱演奏の背景を飾るものです。

日本画は、場を作る装置の様な役割で描かれる物ですから、本来の日本画のあるべき姿で描けるので本当に有難い仕事です。

そして、描きたいと心底思って仕事をしています。
普通の歌手では聴こえた事のないかけ離れた美声持つ音楽家に出会えた事、

前世から決まっていた完璧な芸術的出会いですね。

この様な事を縁(えにし)と言うのでしょうか。

花月先生も完璧に2022.11.27の本番に備えています。

私の絵も花月先生の天才に挑みます。

想像も出来ない様な芸術家同士の命を削る邂逅。

もう5回目ですが毎回互いに挑んでいます。

きつねの奇跡か?

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先週、きつね🦊の絵を谷崎記念館でご紹介致しました。

久しぶりに森の食物連鎖の上位の動物を描いて見ました。

水墨画の様に見えますが、彩色の下仕事です。

何か、さっそくご利益でしょうか屏風が一双、行き先が決まりそうです。

なので、下手な彩色するより筆を止めようかしら。

本当、有難いです。

猫とは同盟中の犬派の私ですが、

もう、お狐さまとお呼びします。

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これも下仕事。

ついでに、遊びで何枚かかいましたが。

昔、合計三回ほど野生のキツネ🦊に出会いました。一番に印象に残っているのは、冬の山中湖から富士山を写生中に出会ったキツネです。

大きなふかふかの尻尾が凄いスピードで林を駆け抜けて行きました。早すぎてふかふかの尻尾しか見えないぐらいでした。

写生を重ねた私の絵は真実描き過ぎてキツいと言われます。

直ぐにうれる様な絵ではありませんが、即効性はある様です(≧∇≦)。

ありがたやー。

ちなみに、この前に大峰山で見た駐車場の光は調べたらキツネ火だたようです。草々

日本画とスィーツ

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日本画のお稽古。

今日は、朝から良い晴れの一日でした。

日和に誘われて生徒の皆さん欠席なしでした。

嬉しいでさね。皆さまの笑顔が見られるだけで疲れが消えます。

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久しぶりにご褒美にダニエルのケーキを食べてます。甘いものは控えてますが今日は、良い事にします。

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皆さん上手いですよね。

楽しんで描いてらっしやる。日本画の模写。

自然に写されている皆様の個性が作品に宿ってます。

日本画ならではの楽しさですね。

 

2022 北野をどり とてもお勧め

素敵な日本画取材。

2022年の北野をどり、とてもお勧めします。
今年の演目は印象に残るものでした。多分、一生の思い出になりました。面白かった😃
構成はネタバレしてしまうので詳細は観てのお楽しみですが。
従来の伝統の和と現代感覚を見事に融合した作品。
タカラヅカを思わせる台本設定と世界観、主演の梅嘉さんの個性あっての演出です。
謡も最近有りがちな新作の西洋音楽の耳障りなフレーズも抑えられホッとしました。
作・演出の花柳綸太郎さん作曲の杵屋栄八郎さんの苦心が伺えられる作品でした。
私の中では今まで見た中でNo.1です。
上七軒は、中堅の芸妓さん梅ぎくさん梅嘉さんあっての他の花街とは一線を画する安定感と信頼感があります。
流石に芸の上七軒だけはあります。
また、総踊りでは、全員が同じ制服のような着物ではなくて、
上七軒はそれぞれがお座敷の正装で踊ってもらえるので、振り袖や帯留めなどそれぞれの舞妓、芸妓の衣装を堪能できるのも嬉しい趣向です。
そして、そして❣️
通い慣れている通には、秋の衣装と紅葉の飾り付けの舞台美術で観れる北野をどりは素敵な体験です。
多分、歴史上初めて。コロナの影響で時期がズレて、春の公演予定が秋になってしまった訳です。
いろいろと見所の多い秋の北野をどりでした😃

お団子も美味しいです。

初秋の散歩スケッチ

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季節の花です。今年は、大きな台風が本州を直撃しましたが、次の日から急に秋を感じる涼しい風を感じます。

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百人一首に歌われている竜田川辺りを散策しました。彼岸花はちらほら、柿の実がなっていました。

遠くに信貴山葛城山を真横から遠望出来ます。

この山の背は、平安、万葉の時代から変わっていないと想い馳せますと、王朝の歌人や人々の美への愛着を感じます。紅葉はまだまだ。

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在原業平朝臣(17番) 『古今集』秋・294
千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは)
からくれなゐに 水くくる

素敵な歌ですね。1000年の時を感じさせない目に浮かぶ新鮮さが素晴らしい。

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アオバトに波濤

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何年も前から、多分、小学生の頃から描きたい題材が何枚かあります。

波濤もそのひとつです。

むかし、霧島や宮崎の天岩戸に行った時、初めてアオバトを観ました。

美しい鳥でしたが、アオバトは、激しい波濤に呑まれながら海水を飲みに海辺に集まると聞きました。

不思議な鳩ですね。

何年も何年も海の波を観察し制作の為の写生をして来ました。

水を描くには、頭で考えるととても複雑で描けるものでは無いですが、そろそろ習作から始めてみないと。