熊野古道唯一の海岸道

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土曜日の午後、時間が空いたので和歌山県みなべ町へスケッチに行きました。

今年も行ける時に行っとかないと何時海を観れるか分からないので思い切って参りました。

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この頃は、自然のままの美しい砂浜の海岸が少なくなりましたが、みなべは、ウミガメの産卵地で保護されているので、隠れ家的な素敵な場所で気に入っています。

大阪市内から車で1時間半で着きます。案外近いです。

海岸に着くと海水に手を掬って舐めました。久しぶりの海水の味、塩辛いですね。でも、自然のミネラル補給という感じで有難いです。

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ここは2キロほどですが砂浜が熊野古道であり古の歌人が旅の安全と諸芸上達を願い貝殻をお供えしたと伝わる貝殻神社があります。

藤原定家平清盛親王や雅な姫、都人がこの海岸を行列を従え通ったと思うと、絵心がそそると言うものです。

絵を描きたいと思う純粋な気持ち、それを画因と呼びますが、絵描きというものは度々、その画因と言うものを忘れがちです。

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上手く見せる為、人に褒めてもらい為、つまらない技だと思います。

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名作を沢山学ぶと心に沁みる、心の居場所が分かる絵の良さが分かります。そして、その謎解きや描き方が分かります。

目を養うと、言うのでしょうね。

師匠が、恥ずかしい絵だと、呟いたのを思い出します。

何に対して恥ずかしいのか、今は分かる様な気がします。

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不思議な彩雲が三分ほど出ました。

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これを描けよと言われても、

師匠、う〜ん(´-`)描いてみるか。

浜風は砂を飛ばしてきついし、自然は大きいし、時間は無いし。大変でした。f:id:dragon-tiger17:20220704034619j:image

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帰り道に漁港の定食屋さんで親子丼とおでん🍢を頂きました。今は、都会では食べられない美味しい味わいでした。

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日帰り、4時間の旅でした。

 

 

 

 

何とか節句に間に合った

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今日は一年間の厄除けのおまじないの紫陽花の花を供える日、と教わりましたので、

音楽イベントが終わった後、急いで飾りました。

ヨーロッパ、パリではもう殆どの人が無神論者なのだそうですが、

もう、怖がりで少しの確率でも証明できない物が有れば、もしもの時の杖。

もし、アマビエが本当にいたら、もし閻魔様がいたら🤭、もしも、紫陽花で良くなるのなら、もう、今年は何でもしたいですね。

 

今日は、オペラ歌手の花月真さんの合唱の練習にお邪魔しました。

音楽を譜面から創り上げて行く風景は、まさに、日本画の制作過程と似ている所が沢山有り勉強になります。

ただ、音楽をするのでは無く、それが美しいかどうか。

指揮者のイメージを合唱団に紡ぎ合わせる技術は、日本画絵の具を画因をもって描く事に深く通じています。

素晴らしい音楽。

大阪でした無料の公開レッスンでは先生のメソッドを学びに超満員になる程の天才的力をお持ちです。

いつも先生と車で一緒に移動する時は、カラヤンやバーンスタイル、アバドなどのDVDを観ながら指揮法について解説して頂いて楽しくしています。

プレイヤーとしての芸術の真理に近づくには、その様なお話をしています。

ありがたい先生との出会いです。

 

清水寺 夏至祭

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清水寺夏至の音楽アートイベントは、今年で終演、2年のコロナ禍中止を果てですが。

来年からは、新たな形でアートイベントをするらしいですが、全ては清水寺の観音様や龍神様のお力と、万事塞翁が馬という所でしょう。

イベントは、まさに元電通の方の指揮のもと、ボランティアの皆様の結束も素晴らしく見事な仕上がりでした。

100人のボランティア音楽隊の奏でる響きも素晴らしく圧巻でした。

 

帰り道、久しぶりに土砂降りの雨の中☔️歩きました。

思い返すと20年振りに雨で靴の中までずぶ濡れになりながら歩きました。

京都坂から産寧坂二年坂

兎に角、お祓い行っとこう松尾寺

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今年に入ってから、ろくな事がないので、奈良の仕事の帰り道に、思い立ってお祓いに行きました。

私め、とっても怖がりなので、こうも悪い事が続き、更にあの世に行った近しい人まで出ると、神様仏様、アーメン様まで何でも拝みます。

で、今回、日本最古で最強と謳われる松尾寺に行きました。因みに、此方は神社も⛩兼ねているので安心😮‍💨

松尾寺は、日本書紀を編纂した人が自分の厄祓いに建てたお寺神社⛩らしいです。

境内神内にいる間は、この赤い首掛けしときなさいと言われたので、こんな格好です。

なんか、その筋の凄い人ぽいですが、ただの怖がりの絵描きです。

今度は、四条河原町のカテドラルに行こう。

とは言うものの

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なかなか休めせてくれませんね。

6月に入っても締め切りやイベントが続きます。

制作が一週間ストップしては、また途中から断続的に描かねばならないので、

気持ちの切り替えが大変です。

一気に2日3日時間が有れば三倍ぐらい描けるのですが、少ない時間をくめんして本業に画家の生活を営むのは大変です。

昔、デビューしたての頃、有名な小説作家さんに出会った時に「作家するのは大変だよ、生活に押しつぶされない様にね。殆どの作家は、押し潰されてしまう。頑張って、先生方は君の才能を見込んでいるんだよ。」と、諭してくれました。

確かに、才能ある友達は皆んな生活に押し潰されて何をしているやら。

先生は「頑張ったらあかん。」とも諭してくれました。

確かにそれも真実です。

作家人生、人生そのものですからすり減らしたら駄目ですね。

絵の事について、考えること練習する事は当たり前ですし。

作家、人生、私の人生、薔薇色に染め上げてこそ。

先月に大切な絵を描く友人が、病で逝きました。

まだ、30代の若さでしたが日本画を描く事に真剣な方でした。

私はショックでしたが、友人は素晴らしい絵を描いていたので、

訃報を聞いて同時にきっと時間と場所を超越した所に行かれたのだと、

思えたのでした。

薔薇色の人生、貴女だけのものだ。

南無阿弥陀仏

合掌

 

 

忙しかった五月(((o(*゚▽゚*)o)))

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今年最初の菖蒲花が咲きました。
五月は31日まで先月の個展準備から個展期間中に手を付けられなかった事務仕事やイベント、そしてお花の手入れまで休む暇がなく大変でした。友人が私と同じように働き詰めで調子に乗っていたら「帯状疱疹」になってしまい、これはいけない天のお告げだと思い、予定も一つ飛んだのでこの土日はお休みしました。

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身体を壊したらもともこもないですからね。
そんなこんなのご褒美の様に、菖蒲が咲いてくれました。
今年植えたばかりの菖蒲が可憐に最初の花を見せてくれました。
来年は、もっと太く大きく咲かせるつもりです。
こんなに早く咲いてくれるとは、有り難いです。

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早速、すいすい描きました。
やっぱり、自分で育てた花は良いですね。
休まなあかんのに😆お花は待ってくれないです。

群青と純金砂子と緑青

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日本一の日本画のお稽古。
今日は、純金砂子を作って振る。

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なんか制作中の皆様は、気分が盛り上がってます😃
まだ、作品は、制作途中ですが、素敵な作品に仕上がりそうですね。

まじりけのない青、
本物の素材だけで創ると遠回りせずに最高に辿り着きます😃
放光堂特上天然群青は、まごうことなきパーフェクトブルー(^^)吸い込まれそうです。
山の下色には、天然緑青、辰砂、などふんだんに塗り込めてあます😆

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それを純金で全て隠す様に装飾して行きます。
一見無駄なような贅沢な下色ですが、純金や群青を本気で活かすには、鉱物として力のあるモノを塗り込めないと、支えてきれないのです😎
金が眩しくて制作中に目がくらみます。